映画『ブローン・アパート』レビュー

映画

こんにちは。臘月堂(@Lowgetsudou)です。

今日は『ブローン・アパート』の話。

作品情報

ブローン・アパート

(原題:Incendiary)

  • 製作:2008年/イギリス/100分
  • 監督・脚本:シャロン・マグアイア
  • 出演:ミシェル・ウィリアムズ/ユアン・マクレガー/マシュー・マクファディン
  • 原作:クリス・クリーヴ『息子を奪ったあなたへ』
  • 撮影:ベン・デイヴィス
  • 音楽:梅林茂

予告編

レビュー

『ブロークバック・マウンテン』では夫の男色浮気を目撃し、

『ブルー・バレンタイン』では夫がニート化し、

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』では夫がコンビニへ出かけた間に、、、(これが最もショッキング)

「夫が原因の災難に見舞われる奥さん」役が何かと多いミシェル・ウィリアムズ。

今作では自分の浮気の最中に起きた爆弾テロで夫と息子を同時に失い、苦悩する女性を演じている。

テロ犠牲者の遺族がトラウマに苦しみつつ希望を取り戻していく主題は、『ものすごくうるさくてあり得ないほど近い』と近い。

そこに中東系移民への恐怖感、巨大権力の暗躍などサスペンス要素も絡んでくる。

後半、子供への愛情と罪悪感がないまぜになって精神が壊れる演出は『永遠の子供たち』を思い出して切ない。。

気球がぎょうさん空に浮かんだ光景は、ピンク・フロイドの『Animals』ジャケットのような白昼夢感があった。

(ちなみに『Animals』で浮いてるのは気球でなくブタ。でっかいブタ)

突出した美点は見出しづらい作品だが、ミシェル・ウィリアムズが表現する繊細な心の機微が見どころだ。

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