映画『ナイスガイズ!』レビュー

映画

こんにちは、こんばんは。

臘月堂、主人の南(@lowgetsudou)です🌙

今日は『ロング・グッドバイ』『インヒアレント・バイス』などのオフビート路線を受け継いだボンクラ探偵物語、『ナイスガイズ!』の話。

作品情報

ナイスガイズ!

(原題:The Nice Guys)

  • 製作:2016年/アメリカ/116分
  • 監督・脚本:シェーン・ブラック
  • 出演:ラッセル・クロウ/ライアン・ゴズリング/アンガーリー・ライス/キム・ベイシンガー
  • 撮影:フィリップ・ルースロ
  • 編集:ジョエル・ネグロン
  • 音楽:ジョン・オットマン

予告編

レビュー

「必殺技」を持っている俳優や映画監督が好きだ。

例えば

サミュエル・L・ジャクソンの「マザファカ!」、

スコセッシ映画におけるジョー・ペシの大暴れ、

タランティーノ映画における果てしなく続く無駄会話、

ブライアン・デ・パルマの画面分割、

ジョン・ハートの「不幸に死ぬ男」、

そしてライアン・ゴズリングの「絶叫」だ。

特に『幸せの行方』『オンリーゴッド』『ブレードランナー2049』など、シリアスな作品においてカン高い裏声で絶叫するゴズリングが最高。

彼の出演映画を観る時は「いつ叫ぶ、いつ叫ぶ…!?」と毎回ワクワク期待してしまうし、満を辞して叫べば「待ってました!」と大喜びだ。

(マイベスト絶叫ゴズリングは『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』の銀行強盗シーン)

通常「ゴズリングの絶叫」は一作につきワンシーンと出し惜しみされる。

しかし『ナイスガイズ!』では、ひょうきんな裏声で思う存分に叫びまくってくれるからたまらない。

「shit!!」

「ジーザス!!」

「アアァァァーー!!」

オフビートで不謹慎な笑いもめじろ押しだが、単なる露悪的なブラックコメディに終わらない。

これは子役アンガーリー・ライスの好演のたまもの。

もっぺん観たい!

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